京都の和菓子店で古くから使われてる業務用食品容器
日本を代表する観光都市というと、多くの方が京都をイメージされることでしょう。平安時代に都が置かれて以来、約1300年もの間、皇族が暮らす都市となりました。現在は東京が首都ですが、その役割を長らく京の都が担っていたわけです。今でも歴史を刻んださまざまな史跡・寺院などが残されており、国内だけでなく諸外国からも大勢の観光客が足を運ばれている地域です。
この京都では和菓子や懐石料理の文化も発達をしており、前者であれば饅頭・後者なら京懐石というものになります。とくに祇園一帯では老舗の和菓子店が多く、テイクアウトをしてお土産にできる品を買い求められるところです。そこでここでは、京都の和菓子店で古くから使われている業務用食品容器の紹介をしましょう。その業務用食品容器とは、竹皮包みと呼ばれるものです。
竹を伐採して幹の外皮を剥ぎ取り、それを煮沸消毒をして天日干しにして作ります。竹がもつ高い殺菌効果が中に含めた食材を守り、保存しやすい状態で持ち運ぶことが可能です。業務用食品容器としては日本最古のアイテムとも呼ばれており、室町時代にはすでに使われていたことが文献でも確認できます。この竹皮包みは饅頭や羊羹のほか、みたらし団子なども入れることが可能です。
昨今では天然素材で作られていることが注目を集めており、エコロジーな食品容器とも言われています。おにぎりや握り寿司、または海苔巻きなども入れることが可能なものです。
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